中国国家統計局が7月15日に発表した消費データによると、1—6月の累計小売総額は前年同期より5.0%増えて24.55兆元(約503.8兆円)であり、このうち化粧品類は2.9%増の2291億元(約4兆7435億円)であった。
化粧品について、数字の上では微増であるが、資金や資源が豊富な一部の大手各社が売り上げを伸ばした一方、中小各社や無名ブランドでは存続が危ぶまれるケースもあり、明暗が分かれて混とんとした状態となっている。
20年前に中国本土の市場開拓を打ち出した香港の化粧品小売り大手「ササ・インターナショナル」は、競争の激化や業界の再編に見舞われ、残っていた18の店舗を6月30日までにすべて閉鎖した。これにより、中国本土での実店舗の販売事業を撤退した。