テスラ、中国での生産と販売が過去最高を記録

2025/07/7 14:06

テスラが2025年第2四半期の最新データを発表。世界全体で41万244台の電気自動車を生産、38万4122台を納車した。そのうち、上海スーパーファクトリーが19万1720台を納車(輸出含む)、前四半期比10.98%増。すなわち、中国工場の納車量がテスラのグローバル納車数の約47%を占める。一部で中国市場での苦戦が予想されたが、実際は中国での実績がさらに強まっている。

テスラの中国市場での販売も勢いがある。6月に中国で6万1484台を納車、第2四半期の単月最高を記録。5月の3万8588台から約60%増、4月の2万8731台を大きく上回る。第2四半期全体で中国での納車は12万8800台。これはグローバル納車数38万4122台の約34%、およそ3分の1に相当する。

現在、テスラのグローバル生産能力の47%が上海工場によるもの。中国市場はグローバル販売の34%を支える。これらの数字から、中国市場がテスラにとって最重要であることが明確。上海工場は生産拠点を超え、グローバル戦略の核を担い、輸出を含む納車数の増加がその影響力を強める。

(中国経済新聞)