中国、第1四半期のGDP上位10都市が決定

2024/05/15 13:30

2024年第1四半期、中国は各都市で景気が大きく回復していった。最新のデータによると、都市別に見た期間中のGDP総額ベスト10は上海、北京、深セン、広州、重慶、成都、蘇州、杭州、武漢、南京の順となっている。

第1四半期のGDP成長率を見ると、トップは深センで6.5%であった。去年の数値が低かったこと、またサービス業やハイテク製造業など第三次産業が好調であったことがその主な理由である。貿易もかなり増え、総額は前年比7.4%増で、うち輸出が23.8%増であった。

GDP総額の4位と5位はかなり拮抗している。2022年の年間では重慶が広州を上回り4位であったが、今年の第1四半期は広州が再逆転した。

また6位争いを演じる成都と蘇州は、今回は成都に軍配が上がった。第三次産業が好調であり、サービス業が急速に回復し成長している様子が出ている。

同じく8位争いもし烈であり、今年第1四半期はやはりサービス業が好調だった杭州が武漢を上回った。

また10位の南京は成長率もかなり高く、イノベーションへの取り組みが功を奏している。特に新エネ車や産業用ロボットの製造などハイテク関連の伸びが目立っている。

(中国経済新聞)