フィットネスクラブの「Space」、中国全店舗を閉店 

2024/05/12 08:30

北京や上海で事業展開しているフィットネスクラブの「北京Space」が、全店舗でレッスンの予約受付を中止したとの公式情報が流れた。今年5月1日に運営を中止し、清算の手順を進めているとのことである。

公開情報によると、Spaceは、音楽とエアロバイクを結び付けるというユニークな取り組みをしたソニーミュージックの元幹部であるMatthew Allison(マシュー アリソン)氏が2015年に設立している。

Spaceの2店舗を取材したところ、入り口が閉まっており、中には多くの物が残されているが職員の姿はなく、扉には閉店を伝える掲示があった。以前、同じフィットネスクラブ会社のPhysicalが閉店した際には、連絡先や担当者の名前が書かれていたが、今回はそれもなかった。

Spaceの店舗が所在する商業施設の職員によると、Spaceとは連絡が取れない状態ではあるが、利用者ことを考えて、貸主側が事後の対応などについて相談に応じているという。また別の店のある施設の職員は、「店のスタッフが一夜にして失踪してしまい、対応のしようがなく、利用者から警察に通報した」と話している。

なおSpaceは、4月25日の時点でSNSに求人情報を掲載していた。

北京嘉維法律事務所の弁護士である趙占領氏は、「Spaceは4月30日に清算手順を始めたと発表したが、その5日前にはレッスンの予約を受け付けていた。会社の清算の決定や手続きは短期間で準備できるものではない」と述べている。したがって、清算が決定していながら営業活動をするのは詐欺行為にあたる可能性もあるという。こうした施設を利用する際は、できるだけ規模もあり安定した会社を選び、高額なチャージは控えるべきだとアドバイスしている。

(中国経済新聞)