なぜ中国人が大量な金を購入したのか

2024/05/9 07:30

中国人民銀行(中央銀行)は4月も金準備を増やした。これで1年6カ月連続で金保有を拡大した。

5月7日に発表された公式データによると、人民銀が保有する金地金は4月、6万トロイオンス増えた。これは約1.87トンに相当し、総保有量は2264.3トンとなった。

金価格は人民銀など世界中の中銀からの強い需要に支えられ上昇。4月には1オンス=2400ドルを超える史上最高値を更新した。

4月19日、金の先物価格が1トロイオンス当たり2413.8ドルで引けた。1970年代以降の最高値を更新したのは、中国とインドの個人および中央銀行が買い増したからとみられる。

ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)によれば、中銀による金購入量は1-3月(第1四半期)としては過去最高で、中国が最大の買い手だった。

なぜ中国人は大量な金を購入したのか?

伝統的に、中国では宝飾用に金を使うことが多い。経済成長に伴う富の増加や、社会的な地位を誇示するために、個人による金への購買意欲が盛り上がっている。

また、財産を守るために、価値が安定している金を買い求める中国の富裕層が増えた。23年、中国の金宝飾品需要は10%増加し、延べ棒とコイン投資は28%も伸びたという。中国の景気低迷に対して警戒する世界の投資家は多く、それは金保有動機を一段と押し上げた。

(中国経済新聞)