中国で旧暦新年の仕事始めとなった2月18日、スマートフォンメーカーのOPPOの創業者兼最高経営責任者である陳明永氏が、全社員あてにメッセージを発表した。以下はその全文である。

皆さん
辰年がスタートし、すべてが新しくなる。まずは今年の順調な業務遂行を願う。
2024年はAIスマホ元年であり、これから5年間、AIはスマホ業界において、とてもかわいくてスマホに匹敵、ガラケーに代わるものとなる。業界的に見ると、ガラケーやスマホからAIスマホ時代に代わる第3ステップとなる。
これは、スマホ業界における重要な判断である。AIによってスマホの扱いを完全に改め、お客様より高い価値をもたらすのである。2年後に2024年を見つめると、こうした判断の意味をさらにかみしめることになろう。
われわれは春節の間に、最新のAIアプリを実行し、まずはFind X7シリーズの最新の扱いを数多くのお客様にお届けして、大変に親しまれた。これにより、AIスマホの牽引者となり普及者となるという、AIスマホ時代における事業方針が一段と固まっていった。
われわれは久しくAIとともに歩んでいる。まずは音声機能の「小布助手(Breeno)」を出し、次にAI画像認証を、そして2023年に大規模言語モデル(AndesGPT)を発表。·,,,, AI機能が続々と機種に加わるようになって、新たな機能を味わっているお客様がどんどん増えていると切実に感じる。
AIスマホの時代が、足早に訪れている。
仕事や勉強、それに暮らしのすべてにAIが深く浸透していくのではないか。OPPOはグランドスケールのAIブームを前に、より多くのお客様がわれわれとともに先端に立ち、前進し、AIを急速に普及させていきたいと願う。このために十分な備えをしており、AIセンターを設けて資源を集中させている。
世界のお客様に素晴らしいスマートライフをお届けする、これを常に追い求めてきた。AIスマホ時代の到来で、本当のスマートライフが一歩近づく。技術でさらに自由になる、これは技術による好意や栄光であり、われわれの幸せや責任ともなる。
AIスマホの新時代を切り開こうではないか。
陳 永明
2024年2月18日
OPPOはまた、辰年の新年の前日に国営テレビで手短な発表会を行い、上級副総裁の劉作虎氏が「われわれは真っ先にAIスマホの時代を迎え、業界に号砲を響かせた」と宣言した。
(中国経済新聞)