ファーウェイの常務取締役で、コンシューマー BGのCEO、スマートカーソリューションBUの会長である余承東氏は、今年の春節に自社の車「問界 M9」で広東省深センから安徽省に帰省した。その後、旧正月3日目である2月12日、Uターン途中の経験をSNSで公開している。
余氏は、12日朝に「M9」で安徽省の実家から1314キロメートル離れた深センに向けて出発し、400キロメートル走って午前11時過ぎに江西省九江の長江二橋に到着した。それまで全行程が「自動運転」であって、「することがなくて楽だ」と称している。
ただし余氏は、「唯一いやなのはハンドルに手をかけなければいけないこと。長時間の手放しは法律で禁止されている」とも書いている。
道中、長時間手放しをしたことで3分間のペナルティー(利用禁止)があり、さらにもう1回ペナルティーが科せられたことで、自動運転機能がストップしてしまった。
余氏は結局、トイレ休憩を利用して機能を回復させる羽目になった。「手放し運転制限の機能などはやめたい」とコメントしたほか、BBSで「またも技術の成長が法に抑えられている。DMS(運転手モニタリングシステム)で居眠りしていないと判断すれば手放しOKにすればいい」と漏らしている。
余氏はまた、「手動運転の方がまし」といった場面を紹介している。専用道の「赤/黄/徐行」が交互に点灯する信号のある交差点で、黄色から赤に変わるのを見たらブレーキがかかり、また黄色に変わると走り出す、との動きについて、「点滅式信号をよくわかっていない」と述べている。
(中国経済新聞)