広東省恵州、海沿いの物件が大幅値下がり

2023/12/22 20:30

広東省恵州市東部の海に面した小都市の恵東県。深セン市羅湖区の東側で車から1時間半程度の距離にあり、海沿いで立地に恵まれ、このところ急速に発展してきた。海岸沿いの巽寮湾、双月湾、十里銀灘、亜婆角など名の知れた観光スポットには多くの行楽客が訪れる。公式発表によると、今年の中秋節・国慶節の大型連休中は67万人が詰めかけ、地元観光局は混雑を避けるために時期をずらして県内の他の地域に行くようにとの情報を発したほどである。

この地域は不動産市場も活況であり、金融街、合正、富力、万科、星河など多くのデベロッパーが大型の観光事業の開発を進めてきた。碧桂園は2011年、プロジェクト「十里銀灘」で初回分としていきなり物件4000件を売り出した。ところが最近、不動産低迷を受けて売値が漸落している。維港湾の海沿いの物件は、2018年の平均価格がおよそ1.6万元/平方メートル(約32万円)であったが、今は少し海から離れたところで約7000元/平方メートル(約14万円)まで下がってしまい、80平方メートルの物件では家具付きで53万元となっている。

中指研究院華南支部の楊紅侠総経理によると、恵州市では未入居の新築物件が多く、11月末現在で恵陽区と恵東県で25か月以上も売れずにいる面積が606万平方メートルに達している。景気の下押しや不動産市場の後退で成約数が伸び悩んでいる。特に海沿いの物件は投資目的のものが多くて売値には特に敏感であることから、各開発業者は少しでも売上を伸ばそうと、大幅な値引きに走っている。

(中国経済新聞)