11月25日、江蘇省鎮江経済開発区人民法院が競売にかけた刑事事件の犯人が持っていた携帯電話番号「18611999999」が、2893件もの入札の末、最終的に261億4589万2000元(約5億3800万円)で落札された。
オンライン入札が成立したことを確認したところ、落札者は「肖(シャオ)」という名字。 発表によると、落札者は12月3日までにオークションの最終代金を支払う必要がある。 しかし、この落札者は最終期限になっても最終代金を支払わず、裁判所から連絡を受けた際も、間違ったと主張しており最終代金の支払いを拒否している。
関連規定によると、オンライン司法オークションが終了した後、買い手が間違いだったと主張しても、支払った保証金は返金されないが、保証金はわずか20元(約411円)なので、あまり気にしなくてもよさそうだ。しかしその他に、再度行われるオークションでの価格が元のオークションの価格より低い場合、価格の差額、経費の損失、元のオークションの手数料は元の買い手が負担するという規定もある。
さらに裁判所は、今回のオークションに先立って「このオークションは刑事処分資産であるため、慎重に入札してください。オンライン司法オークションで悪意を持って価格を引き上げ、司法オークションの秩序を妨害した買い手には、人民法院は罰金を科すことができます」との注意喚起を行っていた。
(中国経済新聞)