中国の大手動画共有サービスBilibiliがファーウェイと共同でネイティブアプリを開発へ

2023/11/29 08:30

最近、中国の大手動画共有サービス「Bilibili」と「ファーウェイ(華為技術)」はファーウェイの独自OS「鴻蒙OS(Harmony OS)」分野で協力することを発表した。両社は鴻蒙に対応したネイティブアプリの開発を共同で行う。

Bilibiliは、鴻蒙OSのネイティブ・インテリジェンス、大規模AI(人工知能)等の機能を活用して、利用者により革新的な体験を提供する。

10 年以上に亘る成長を経て、Bilibiliは毎日1億人近くが利用する動画共有サイトにまで発展した。Bilibiliは、利用者、クリエイターを中心に、ゲーム、ファッション、知識、音楽など数千ものカテゴリーを網羅し、高品質なコンテンツを継続的に生み出している。

Bilibiliの利用者部門責任者である黎峻鋒(リ・ジュンフォン)氏は、「Bilibiliはファーウェイと協力して、利用者によりスムーズで優れたサービスを提供するために新技術への投資を継続的に増やしていきます」と述べた。

ファーウェイのクラウド・サービス社長•朱勇剛(ジュ・ヨンガン)氏は、「Bilibiliがファーウェイの推し進める鴻蒙エコシステムに参加することを大変嬉しく思います。ファーウェイは、BiliBiliの高品質なコンテンツをベースに、先進的でシンプルかつ便利な方法で利用者に提供し、新たなビジネス空間を開拓します」と述べた。

データによると、今年8月の時点で、鴻蒙エコシステム・デバイスの数は7億を超えており、220万人以上の開発者がHarmonyエコシステムの開発に投資。新規登録数は、1日あたり1万人を超えている。

ファーウェイが新しいHarmony OS NEXTの発売準備を整え、鴻蒙ネイティブアプリをリリースして以降、あらゆる分野の重要なパートナーが鴻蒙OSを積極的に採用し注目を集めている。

(中国経済新聞)