最近ネットで、「若者のシルバー便乗型消費」、 「若者はデパートでB1、B2しか行かない」などといった話題がアクセスを呼んでおり、若いネットユーザーから「その通り」との声が上がっている。
「若者のシルバー便乗型消費」とは、若者がシニア食堂に行ったり、高齢者向けツアーに参加したり、生涯学習センターに行ったりするなどの行為をいう。背景としては、消費についてコスパを求める若者が増えていることが挙げられ、理性的で着実な消費を求め、値段でなく価値を重視しているからである。
このような傾向について専門家は、「若い世代の消費観念の変化を反映しているほか、消費について世代間の違いが薄くなっていることの表れ」と見ている。
若者がデパートでB1やB2にしか行かないのも最近の傾向である。B1やB2にはポップマートや高級アクセサリー店、トレンドにのったゴージャスな構えのエリアが並んでいるほか、ネットで人気の軽食店や「海底撈」「西貝」など大手の飲食店も集まっていることがその理由、と伝えられている。
B1やB2は、人が集まることで店舗も押し寄せ、テナントの場所取りエリアとなっている。1人当たり消費額が100~200元の飲食店はほぼ4、5階にあり、一方でB1やB2の小売店や軽食などの飲食店はいずれもリーズナブルである。
ネットでは「上の階に行くほど値段が高くなる。若者は稼ぎも少ないので、B1やB2でユニクロをぶらつき、激辛なべを食べる」とのコメントもある。また、「B1やB2には食べるところも遊ぶところも多いし、何より安い」とも言われている。
(中国経済新聞)