8月22日未明、青海省内で建設中の川青鉄道尖扎黄河特大橋で施工ロープ断裂事故が発生した。事故当時、15人の作業員と1人の現場責任者が作業に従事していた。CCTVニュースの報道によると、22日午前9時時点で7人が死亡、9人が行方不明となっており、救助活動が進行中だ。
尖扎県人民政府及び緊急管理部門によると、事故は午前3時に発生し、橋を垂直に吊るしていたロープが断裂した。現場には計16人がいた。現在、行方不明者の捜索が続いており、省、州、市の指導者が全員現場に駆けつけている。

尖扎黄河特大橋は、青海省黄南チベット族自治州尖扎県と海東市化隆回族自治県の境界に位置し、川青鉄道の重要橋梁プロジェクトの一つだ。全長1596メートル、拱頂から水面までの高さは130メートルで、約40階建てのビルに相当する。橋面から黄河の水面までは55メートル、橋の両側はさらに90メートルの距離がある。
2025年6月14日、尖扎黄河特大橋の両側主墩に、高さ100メートルの吊索塔架が完成し、今年8月に主橋の合龍が予定されていた。プロジェクト責任者によると、橋の辺跨最大索力は1161トンで、これは小型車750台分の重量に相当する。単一座架の重量は1800トン、最大節段は45トンで、その設置精度は後続の鋼梁架設の安全と成功に直結する。
(中国経済新聞)