10月31日、河南省で20代前半の小学女性教諭が飛び降り自殺したと見られる書き込みがネットに掲示された。家族が示した遺書によると、学校の仕事が忙しくて「おりに入った感じ」「息もつけない」「ほんと毎日おしまいだ」「毎日最後の力を振り絞っている」などと書かれていた。
河南省の呂さんという女性が31日午前、「妹は実験小学校(建興路小学校)3年4組の担任で、日曜日(10月22日)はしっかり出勤したが、金曜日朝に警察から『呼吸が停まっている』と電話があった。遺書では学校を名指ししている。でも学校のトップは責任を認めないばかりか、校内に家族を立ち入らせないでいる」とのコメントを発した。
呂さんによると、妹は今年23歳でクラス担任であり、今年8月に教員試験に受かったばかりだった。ところが着任して何か月も経たないうちに6階から飛び降り、若い命を絶った。
呂さんはその後に警察から渡された妹の携帯電話を見たところ、自殺した26日の23:44に「もう耐えられない」「つらくて仕方ない。息もつけない状態だ」「小学校の教師がこんなにつらいとは思わなかった」と書かれた遺書を発見した。また、「子供たちを前にしっかり教育をしたいと強く思っていたけれど、学校の仕事や活動、そして上司のチェック。卒業して研修もなくすぐ担任になった自分たちはまるでおりに入った感じで、そのおりがどんどん小さくなって、毎日最後の力を振り絞って学校に行っている。いつになれば教育だけをすればいい教師になれるの?不幸な教師がどうやって前向きな子供を育てられるの?」とも書かれていた。
呂さんが示したチャットでのやり取りでは、妹は9月27日の夜8時に「まだ会議中」「上司に叱られた」「クラスの子供たちの前で怒られた」と書いており、10月6日の午後には「学校にいる」「7日間」「休みなし」、そして10月11日には「昨夜は夜中1時に寮に帰った。もう大変」と書かれてあった。
呂さんによると、両親とともに何度も学校に連絡したが、学校側は家族が十分に納得のいく説明をしないばかりか、校内の様々なグループチャットから妹を退会させたという。呂さんは、必ず家族で真相を究明し、学校の責任を追及すると話している。
(中国経済新聞)