10月24日、第14回全国人民代表大会常務委員会第6回会議で、国務院による国債の追加発行と2023年の政府予算修正案が採択され、今年第四四半期に2023年度分として国債1兆元(約20.5兆円)を追加発行することが決定した。
これを受け、2023年度の政府予算が修正された。
2023年度の政府レベルでの歳出は現状のままであるが、地方への移転支出は年初の予算から5000億元(約10.25兆円)追加される。それに合わせて地方の一般公共支出も5000億元(約10.25兆円)増え、支出の増加幅が5.2%から7.4%となる。
またこれにより、2023年度の中国全体の財政赤字がこれまでの3兆8800億元(約79.55兆円)から4兆8800億元(約100兆円)に、政府の財政赤字が3兆1600億元(約64.78兆円)から4兆1600億元(約85.29兆円)に増え、赤字率が3%から3.8%前後に拡大すると見られる。
中国財政省の関係責任者によると、今後は直接体制を十分に活用し、国債の支出予算をすべて財政予算の対象内として、定められた用途で使われるように全プロセスを追跡フォローするという。
(中国経済新聞)