中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)と新興自動車メーカー「賽力斯集団股分有限公司(セレス・グループ)」が共同で開発したスマートカー「AITO問界」は10月17日、新型モデルM7の納車期限を過ぎた場合の補償プランを発表した。
それによると、新型M7 Plusと新型M7 Maxを予約した人は、納車期間を超えた場合に最大1万元(約20万4500円)の補償金を受け取ることができる。具体的には、10月16日以前の購入者を対象としており、予約後4週間から6週間経過してもまだ納車されていない場合、1日あたり200元(約4090円)の補償金を受け取ることができる。
ファーウェイの端末事業部門のCEO(最高経営責任者)で自動車関連部門のトップを兼務する余承東(リチャード・ユー)氏は、セレスの工場を訪れ「新型M7の生産は6万台を超え生産能力を更に高めるため、産業チェーン全体とサプライチェーンに10億元(約204億5227万円)の追加投資を行い、2万人の従業員を増員しています」と述べた。
セレスの製造部門関係者は、「セレスの第2工場はすでに1日22時間の生産を行っており、10月には新型M7の1日の生産能力を約600台まで引き上げられる見込みです」と述べた。以前インターネット上に出回ったセレスがサプライヤーに送った電子メールのスクリーンショットによると、新型M7の第1期の1日の生産能力は450台で、セレスの第2工場では11月1日に1日750台を生産するため、10月30日までにサプライチェーン全体の供給能力を同レベルまで引き上げる必要がある。
(中国経済新聞)