アジア大会が行われている浙江省杭州市の観光名所である西湖エリアで、AIをアピールする第7回(国際)未来生活フェアが開催された。デジタル生活エリアでは、ロボット、AR、VR、無人車両など様々な最新技術が披露されている。
現場には、無人車両での宅配便の受け取りやロボットによる健康診断、AIによる対象団地の店でのポスター発表といった未来の街の姿が、3日間限定で披露された。新たな生活の輪郭が節々で味わえるものである。
このエリアを堪能した後は、文三通りにあるデジタル生活エリアを歩いてみるのもよい。
信号に向かって「ルールーくん、一番近いトイレはどこ?」「ルールーくん、近くのバス停を教えてくれる?」などと尋ねる人がいても、変に思ってはいけない。白と黒の柱にあるその信号は「青信号です。ご通行下さい」「赤信号です。止まって下さい」と繰り返し声を出し、後ろ側には時刻、気温、周辺地図などが表示されるカラーディスプレイが備わっている。
街中にはまた、無人の書店やスーパーマーケット、24時間営業の無人薬局があり、ちょっと腰かければ携帯電話をフル充電してくれるベンチもある。2人が座れるこのベンチにはソーラーパネルがはめ込まれ、ゲームも楽しめる。
(中国経済新聞)