中国インターネット大手バイドゥ、第2四半期の売上高は前年同期比15%増の6816億円

2023/08/23 12:00

8月22日、バイドゥは今年6月30日締め第2四半期の決算報告を行ない、同社の売上高は前年同期比15%増の341億元(約6816億6631万円)、バイドゥに帰属する純利益は前年同期比42%増の52億元(約1037億8600万円)だったと発表した。また米国会計基準(Non-GAAP)に基づかない場合、バイドゥに帰属する純利益は前年同期比44%増の80億元(約1596億7100万円)となった。

決算によると、第2四半期のバイドゥの税引前当期利益は、前年同期比14%増の264億元(約5277億3916万円)。バイドゥの営業利益(non-GAAP)は前年同期比27%増の65億1000万元(約1301億3500万円)で、営業利益率は25%となり、2022年第2四半期の22%、2023年第1四半期の23%から上昇した。

このうち、バイドゥのオンラインマーケティング収入は前年同期比15%増の196億元(約3915億5300万円)。 非オンラインマーケティング収入は前年同期比12%増の68億元(約1358億4400万円)となった。非オンラインマーケティングのうち、バイドゥが立ち上げた自動運転タクシーの新ブランド「萝卜快跑(ロボタクシー)」が提供した乗車回数は、前年同期比149%増の71万4000回を記録している。決算報告後の電話会議でバイドゥ幹部は「電気自動車市場は今年急成長しており、関連する収益性も向上している、特に自動運転の需要拡大はより多くの市場機会をもたらす」と述べた。

ユーザーデータでは、6月のバイドゥアプリの月間アクティブユーザーは前年同月比8%増の6億7700万人となった。

ChatGPTをはじめとした生成AI(ジェネレーティブAI)については、決算報告の発表後、バイドゥの創業者であるロビン・リー(李彦宏)会長兼最高経営責任者(CEO)は「ジェネレーティブAIと大規模言語モデルは、多くの産業において変革力を持ち、我々に大きな市場機会を提供している」と述べた。

また同社幹部によると、バイドゥは、今年の3月16日に「文心大模型」を発表して以来、同社が開発する様々な業界向けのAIモデル「文心大模型」と「文心一言」を使ってAIネイティブアプリケーションを構築し、さまざまな製品ラインを再構築している。

(中国経済新聞)