杭州都市圏に新たな都市鉄道:杭州中鉄、2025年着工目指す

2023/07/8 19:30

杭州都市圏にまた新たな都市鉄道が誕生する。

紹興諸曁市政府の公式サイトはこのほど、同市の「高水準交通都市建設加速実施計画(2023~2027年)」を発表し、「杭州の一体化」鉄道建設を積極的に推進し、首都圏通勤の欠点を補い、杭州諸市(郊外)鉄道の事前検討を加速し、最近の実施状況に合わせた建設計画の調整に努めると言及した。

計画によると、杭州から諸曁都市までを繋ぐ鉄道の起点駅は、杭州地下鉄18号線李橋駅に位置し、蕭山臨浦、浦陽、諸曁塢示実証区、城区を経て、諸曁王家井駅を終点とする約60キロの路線距離、走行速度160キロを計画。鉄道建設は2025年に着工し、2030年の完成を目指すとしている。

都市鉄道は、首都圏の中心都市の市街地とその周辺の町を結ぶ鉄道輸送システムで、通勤通学用の輸送サービスを提供する。主に首都圏の中心都市に敷設され、1時間圏内の高速通勤需要を満たすことに重点を置いている。

杭州都市圏には、杭州、紹興、湖州、嘉興、衢州、黄山の6都市が含まれる。近年、紹興市諸曁市は「杭州・上海との一体化」を都市発展の基調としており、杭州都市圏における交通一体化の先駆的なエリアを形成し、「杭州と紹興の一体化」に積極的に参加することを目標としている。

(中国経済新聞)