中国のトップスター、スン・リーの家庭生活をのぞく

2023/06/25 21:45

せかせかと忙しく煩わしい現代の生活。世の中の成功者はみな、中国の詩人・陶渊明が描いた「菊を采る東籬の下、悠然として南山を見る」という田舎暮らしを理想としている。おしどり俳優であるダン・チャオとスン・リー夫婦は余暇の折、家族そろって楽しそうに土いじりをし、自然に溶け込むカントリーライフを送っている。

ダン・チャオ・スン・リー夫婦

夫のダン・チャオと共演したTVドラマ「甜蜜蜜」(Tian MiMi)で中国全土に名を馳せたスン・リー。「玉観音」(Yu Guan Yin)では安心役を演じて金鷹賞を受賞、その後「1メートルの光」では一人二役、「血色浪漫」( Xue Se Lang Man)では周暁白役を、「幸福像花児一様」(幸福は花のように)では純真で善良な杜鵑役を演じた。また「甄嬛伝」(しんけいでん)では視聴率を荒稼ぎした甄嬛役を、「月に咲く花の如く」では清朝末期の陝西省女富豪の周瑩役を演じるなど、人気は衰えを知らない。

また仕事以外では、家庭に戻って心の落ち着きを求めている。自宅の庭で野菜や果物をどっさりと栽培しており、休みの日は朝から家族4人で刈り取りに励む。大自然には不思議な魅力があり、家族そろって土の中に足を踏み入れ、スコップを手に熟れた野菜や果物を一つ一つ掘り出す。作物の成長ぶりがすべて味わえるひとときであり、「楽し気な笑い声」も絶えず、家族水入らずで畑仕事を体験している。

すべて心のおもむくまま。その日の収穫はすぐに味わい、毎日が未知のサプライズである。

屋外での働きの都度、新鮮な食材をたっぷり手に入れ、一つ一つ保存し、手引き通りに美味しいご馳走に変えてゆく。ご飯や野菜、毎回の食事に充実した暮らしぶりが見えてくる。何の変哲もない日々が詩になり、絵になるのだ。

朝の風を聞き、お茶を入れ、本を手にし、静かに瞑想し、悟りを開き、自らを探りゆく。

漂う茶の香りを味わう

私たちも誰もが自分一人のスペースを手に入れられる。静けさの中で腰を掛け、折り重なる木の葉からもれる日差しを見て、おもむろに漂う茶の香りを味わう。時は緩やかに過ぎ、魂の落ち着き先も見える。

(中国経済新聞)