中国の東南大学で、学院長が300人余りのグループチャットでわいせつ画像を発信したことで専門グループによる調査が行われ、この学院長は免職処分となった。
ネットに配信された画像を見ると、参加人数が332人の「大学馬院院長工作群」というWechatのチャットグループで、ハンドルネーム「袁久紅」というメンバーが22時6分(日付は未掲載)に、「みだらな写真」を送信している。その後、「××大学馬院王×院長」というメンバーが「袁久紅」を軽く叩き、また別のメンバーが恥ずかしげなスタンプを送信している。
この件をめぐってネットで大きな騒ぎとなり、画像にある「袁久紅」は東南大学の共産党委員宣伝部長で、同大学マルクス主義学院の院長ではないかとの指摘が出た。これについて大学側は直ちに「調査中」と回答した。
袁久紅氏の公開情報を見ると、1966年生まれ、男性で、江西省興国の出身、東南大学の首席教授で博士課程教官であり、現在は同大学マルクス主義学院の院長である。
マルクス主義学院は、大学が回答を発した直後にホームページにおける「現職の指導者」の欄から袁久紅氏の名を削除した。さらに「教職スタッフ」の欄で同氏の略歴が閲覧不能となっている。つまり、袁久紅学院長の略歴が大学の公式サイトから削除された模様である。
東南大学は4月24日、「袁久紅氏に対して、共産党委員宣伝部長および常務副主任を解任したうえ調査や処分を行う」と公式発表した。
(中国経済新聞)