河南省、コロナ感染率89%で「峠を越えた」との見通し

2023/01/9 23:30

河南省人民政府の広報部門は1月9日に新型コロナウイルス対策に関する記者発表会を行い、この中でコロナ対策本部事務局の主任も務める省衛生健康委員の闞全程主任が、「省内のコロナは峠を越えて落ち着いていく段階に入った」と述べた。

闞主任によると、河南省は発熱外来の患者数が2022年12月19日を境に減少傾向にあり、総合的に検討した上ですでにコロナ感染は峠を越え、落ち着いていく段階に入っているという。今月末には1日の新規感染者数も低い数値で推移すると見ている。

河南省では、レベル別の医療体制の整備に向けて、初診については942か所ある二級以上の病院すべてに発熱外来を設けるほか、2556所ある町村部の保健所、街中の衛生サービスセンターすべてに発熱診察室(外来)を設け、近場で速やかに診察ができるように24時間対応をとるなど、できる限りの対応を施している。

街中の検査データを見ると、省内で現在流行しているのは依然オミクロン変異株のBA.5.2が中心である。2023年1月6日現在の省内感染率は89.0%で、このうち都市部が89.1%、農村部が88.9%となっている。