12月8日からの営業再開で、上海ディズニーランドの検索数が900%以上アップ

2022/12/7 23:35

上海ディズニーランドは、12月8日から営業を再開することを発表した。チケットに関する情報は、上海ディズニーランド公式ホームページにて確認することができる。ディズニーランドは、最新の感染対策に従って管理を行い、これまでにロックダウンによる休園の影響を受けた来園者に対して、払い戻しや日程の変更などの対応を行なっている。

上海ディズニーランド営業再開のニュースが流れた後、主要な旅行プラットフォームにおいてディズニーランドの検索数が一気に倍増した。

中国旅行予約サイトの同程旅行(Tongcheng Travel Holdings Ltd. )プラットフォームでは、上海ディズニー関連の検索数が急増し、最も多い時で前日の同時刻に比べて約300%増加した。午後には「新十条」(新型コロナ対策の大幅な緩和策)が発表され、上海ディズニーランドの再会を待っていた外国人観光客も加わり、検索数は瞬間的に900%以上アップした。上海の他にも、江蘇省、浙江省、湖南省、安徽省、山東省の人たちが、ディズニーランドの再開を待ちわびていた。

11月25日に一度、上海ディズニーが営業を再開した際、園内の多くのアトラクションでは待ち時間が短く、三大人気アトラクションと呼ばれる「カリブの海賊:バトル・フォー・ザ・サンケン・トレジャー」、「ソアリン・オーバー・ザ・ホライズン」、「トロン・ライトサイクル・パワー・ラン」でさえ、5分〜10分の待ち時間であった。

以前、上海ディズニーランドの営業再開を待ちわびていた人の9割が上海人であったのに対して、今回は、中国の各地域で新型コロナウイルス対策の緩和が進んでいることから、全国から多くの人が上海ディズニーランドに関する検索や問い合わせをしている。

華美ホテル(Wah May Hote)のチーフエキスパートである趙煥焱(Zhao HuanYan)氏によると「テーマパークは、飲食、宿泊、旅行、ショッピング、娯楽など複数の産業を同時に牽引することができる。今回の「新十条」の発表により、上海ディズニーランドなどテーマパークが再開することで、観光業の回復において大きな後押しとなるだろう。また、来年の正月と春節には、旅行需要の小さなピークを迎えると見込んでいる」。

(中国経済新聞)