「塩を入れずに炒めてください」――中国で広がる“調理済み食品見分け” 外食業界で深まる不信感

2026/05/12 17:00

「炒め物は塩を入れずに作ってください」、「麻婆豆腐は三角形に切ってください」、「唐辛子は全部同じ大きさに切ってください」。一見すると冗談のような注文だが、中国ではこうした要求を飲食店に出す客が実際に増えている。

背景にあるのは、「預制菜」と呼ばれる調理済み食品への不信感だ。中国の交流サイト(SNS)では最近、「調理済み食品を見分ける方法」が話題となっており、客が店側に通常では考えにくい要望を出し、その対応によって料理が店内調理なのか、工場製造の調理済み食品なのかを判断しようとする動きが広がっている。

小紅書(RED)や抖音(中国版TikTok)では、「その場で野菜を切ってもらう」「通常と異なる盛り付けを求める」「特別な具材を追加してもらう」など、さまざまな“見分け方”が共有されている。店側が対応できれば「店内調理」、対応できなければ「調理済み食品の可能性が高い」と考える利用者も少なくない。こうした行動は単なる嫌がらせではなく、「本当に店で作っているのか分からない」という消費者の不安の表れといえる。

このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。お願い . あなたは会員ですか ? 会員について