福耀玻璃、第1四半期は増収減益 純利益15.68%減、EV需要対応で投資継続

2026/04/22 11:30

福耀玻璃工業集団はこのほど、2026年1~3月期(第1四半期)決算を発表した。売上高は104億1300万元(約2200億円)で、前年同期比5.08%増となった。

一方、親会社株主に帰属する純利益は17億1200万元(約360億円)で、前年同期比15.68%減と減益となった。売上は堅調に伸びたものの、利益面では前年を下回った。

福耀玻璃(フーヤオ・ガラス)は、1987年設立の中国・福州市に本社を置く世界最大級の自動車用ガラスメーカーである。世界の自動車ガラス市場で約30%のシェアを持ち、トヨタやGM、VWなど主要メーカーにOEM供給を行っている。中国、米国、欧州に研究開発および生産拠点を展開し、高機能なスマートガラスの開発にも注力している。

また、電気自動車(EV)向け需要の拡大を背景に、新エネルギー車(NEV)市場への対応を強化しており、安徽省合肥市などで新工場の建設や生産能力の増強を進めている。

業績面では、2024年以降、自動車需要の回復や高付加価値製品の販売拡大を背景に、四半期ベースで過去最高益を更新するなど、堅調な成長を維持している。

同社の創業者は曹徳旺氏で、1987年に福建省で同社を設立し、約40年にわたり世界最大級の自動車用ガラスメーカーへと育て上げた。

曹氏はまた、私財100億元(約1900億円)を投じて「福耀科技大学(福建福耀科学技術大学)」を設立した。これは応用技術や理工系人材の育成を目的とする民間の高等教育機関で、2024年に校舎が完成し、2025年2月に正式認可を受けた。