中国の家電大手 Gree Electric Appliances(グリー電器、格力電器)は6月5日、大株主である珠海明駿投資合夥企業(有限合夥)(珠海明駿)が同日、大口相対取引(ブロックトレード)を通じて4279万3100株を売却したと発表した。
売却株数は格力電器の総発行済み株式数の0.764%に相当し、自社株を除いたベースでは0.7662%となる。これにより、珠海明駿の持ち株比率は16.1095%から15.3456%へ低下した。
格力電器株の当日最安値である1株38.8元で計算すると、珠海明駿が今回売却によって得た資金は約16億6000万元(約330億円)に達するとみられる。

今回の売却前、珠海明駿とその一致行動者である Dong Mingzhu(董明珠)董事長の合計保有比率は18.1177%だったが、売却後は17.3537%に低下した。一方、董明珠氏本人の直接保有比率は2.0082%で変動はなかった。
格力電器は今年2月、大株主の珠海明駿が公告日から15営業日後以降の3カ月間に、大口相対取引を通じて最大約1億1170万株を売却する計画を公表していた。売却上限は自社株を除いた総株式数の2%に相当し、調達資金は銀行借入金の返済に充てるとしていた。
珠海明駿は2020年1月、格力電器の混合所有制改革の一環として、当時の筆頭株主だった格力集団から株式を譲り受けて主要株主となった。その際、取得後3年間は保有株を譲渡しないことを約束していた。
今回の持ち株売却は、2月に公表された減持計画に基づくものであり、市場では今後の追加売却の動向にも関心が集まっている。
(中国経済新聞)
