11月1日午前3時22分、中国の神舟21号有人宇宙船は軌道投入後、宇宙ステーション「天和」コアモジュールの前方ポートに成功裏にドッキングした。ドッキングプロセス全体は約3.5時間で、神舟宇宙船と宇宙ステーションのランデブー・ドッキングの最速記録を更新した。

任務計画によると、3名の宇宙飛行士は神舟21号有人宇宙船から天和コアモジュールへ移乗する。神舟20号の宇宙飛行士乗組員は、神舟21号乗組員の入駐に向けた各種準備を整えている。

神舟21号有人飛行任務の3名の宇宙飛行士は、指令長の張陸、宇宙飛行エンジニアの武飛、ペイロード専門家の張洪章である。この乗組員は非常に特徴的である。専門タイプでは、宇宙飛行士パイロット、宇宙飛行エンジニア、ペイロード専門家の3種類をカバーしている。年齢構造では、1970年代生まれ、1980年代生まれ、1990年代生まれの組み合わせとなっている。3名の宇宙飛行士はそれぞれの専門優位性と性格特性で互いに補完し合い、今回の任務を実行する「黄金のコンビ」を形成している。これは中国の有人宇宙事業が継続的に突破を遂げる生きた縮図とも言える。
(中国経済新聞)
