中国国防部報道官の張暁剛大校は10月17日午後、最近の軍関連問題について記者会見で発表を行った。張報道官によると、党の十八大以来、全軍および武装警察部隊は党中央と中央軍事委員会の指示を断固として実行し、「禁区なし、全面カバー、ゼロトレランス」の方針を堅持し、汚職撲滅に強力に取り組んできた。軍の反汚職闘争は継続的に深化している。
党中央および中央軍事委員会の承認の下、中央軍事委員会紀律検査委員会・監察委員会は、中央政治局委員および中央軍事委員会副主席の何衛東、中央軍事委員会委員で軍事委員会政治工作部の元主任である苗華、軍事委員会政治工作部の元常務副主任である何宏軍、軍事委員会連合作戦指揮センターの元常務副主任である王秀斌、東部戦区の元司令員である林向陽、陸軍の元政治委員である秦樹桐、海軍の元政治委員である袁華智、火箭軍の元司令員である王厚斌、武装警察部隊の元司令員である王春寧の9人に対し、審査・調査を開始した。
調査の結果、これら9人は党の規律を著しく違反し、重大な職務犯罪の疑いがあることが判明した。犯罪の規模は特に大きく、性質は極めて深刻で、その影響は非常に悪質である。関連する党内規定および法令に基づき、党中央は9人に対し党籍除名の処分を決定し、犯罪の疑いがある問題については軍事検察機関に送致し、法に基づいて審査・起訴を行うことを決定した。このうち、何衛東、苗華、何宏軍、王秀斌、林向陽、秦樹桐、袁華智、王春寧の8人の中央委員に対する党籍除名処分は、中央委員会全体会議の開催時に追認される予定である。これに先立ち、中央軍事委員会はすでに上記9人に対し軍籍除名の処分を決定している。
(中国経済新聞)
