2025年7月16日から20日まで、中国・北京の中国国際展覧中心にて、「第3回中国国際サプライ・チェーン促進博覧会(CISCE 2025)」が開催される。サプライチェーン分野における世界最大級の展示会として注目される本イベントには、75の国と地域から651の企業・団体・国際機関(国連機関を含む)が参加し、サプライチェーンの最新動向と次世代産業の革新が一堂に会する。
中国の何立峰(か・りつほう)共産党中央政治局委員・国務院副総理は16日、CISCE 2025の開幕式に出席し、あいさつした。

今年のCISCEは「先進製造」「グリーン農業」「デジタル技術」「健康生活」「スマート車両」「クリーン・エネルギー」の6つの重点展示エリアに加え、「サプライチェーン・サービスゾーン」から構成され、サプライチェーンの全体像を網羅的に提示する。
今回初めて導入される新たな展示ゾーンとして、「CISCEローンチ(CISCE Launch)」と「イノベーション・チェーン(Innovation Chain)」の2エリアが注目される。前者は出展企業が最新製品・技術・応用シナリオを披露する専用ステージであり、後者は14の参加機関が「政策支援」「プラットフォームの実現」「サービス調整」の3つの主要モジュールを軸に、基礎研究から市場応用に至るまでのイノベーションの全過程を可視化する展示となる。

3年目を迎えるCISCEは、より強く国際志向と革新性を押し出し、すでに170以上の海外代表団がビジネスマッチング参加を表明。全体の出展者のうち65%以上がフォーチュン・グローバル500企業または業界大手となっており、出展社数はサプライチェーン関連企業500社を含む約1,200社に達する見通し。来場者数は20万人を超えると予測されており、規模・内容ともに過去最大となる。
本博覧会は単なる展示イベントにとどまらず、産業変革と国際競争力強化を牽引する次世代生産力のハブとしての役割を担う。中国企業と海外企業との連携を深化させ、持続可能で先進的な産業エコシステムの形成を後押しすることが期待されている。

CISCE 2025は、世界の産業界、政策立案者、メディア関係者にとって、サプライチェーンの未来を共に構想し、実践するための貴重な国際プラットフォームとなるだろう。
詳細は公式サイト(https://en.cisce.org.cn/)を参照。
(中国経済新聞)