銀行元課長が元義理の娘から「巨額の不明財産を保有」と告発される

2024/06/12 13:30

中国で6月7日、「元銀行員で離婚した夫の父親が大量の財産を抱えている」という女性の告発動画が波紋を広げている。

この動画は、中国農業発展銀行随州支店の会計監査課課長の元義理の娘という女性が本名を名乗って「夫の父の家族はみな銀行の一般社員なのに、武漢に1000万元以上(約1億円以上)の別荘を買った。夫婦だったころ、家に出所不明のかなりの収入があることに気づいた」と話したものである。

これについて、同銀行の湖北省支店は6月8日の昼、以下のように詳しい事情を発表した。

「今回の告発について、事態を重く見ている。名指しされたのは随州支店を定年退職した徐という元社員で、告発した文さんはその息子の元妻である。内容が真実であるか調査をしており、法律や規律に違反したとなれば法に沿って厳正に処分し、業務上の違法行為となれば監察機関により処分を下すことになる。世の中に多大な迷惑をかけて誠に申し訳ない」とのことである。

中国農業発展銀行のホームページを見ると、2022年度の社員数は平均5.3万人で、在職者の平均年間給与は2021年の26.68万元(約577万円)からやや上昇して27.61万元(約597万円)となっている。

(中国経済新聞)