中国統計局が編集・発行した『中国統計年鑑2023』は、31省の出生率、死亡率、人口の自然増加率に関するデータを掲載している。
それによると、2022年に中国で生まれた人口は956万人で、2021年から106万人減少。出生率は1,000人当たり6.77人で、2021年より0.75人減少した。
出生率では、2022年には中国の9省が1000人当たり8人(8人/1000人)を超えた。また、20省が人口の自然増加率でマイナスとなり、2021年と比較して7省増加した。
人口の自然増加率では、2022年に自然増加率がプラスを維持するのは全部で11省あり、チベット、寧夏、貴州、青海、広東がトップ5にランクインした。また 2022年に人口の自然増加率がマイナスとなった省は20省あり、そのうち昨年の人口増加率がプラスからマイナスとなった省は7省だった。
また、中国国家衛生保健委員会が2023年10月に発表した「2022年中国保健計画発展統計公報」によると、2022年、中国の出生人口に占める第2子の比率は38.9%、第3子以上の比率は15%であった。2022年の出生人口を956万人として計算すると、2022年の中国の第1子出生数は441万人、第2子出生数は372万人、第3子以上の出生数は143万人となり(小数点以下四捨五入)、 過去6年間で、中国の第1子出産数は51.3%減少した。
(中国経済新聞)