2023年11月16日、四川省広安市で「第6回世界四川料理会議」が正式に開幕し、同会議は「2023年四川料理産業の高品質発展報告書」を発表した。報告書によると、2023年上半期の時点で四川料理の店舗数は32万店を超え、広東料理の13万8千店、江蘇・浙江料理の12万2千店をはるかに上回り、四川料理は中国最大の料理となっている。
報告書のデータによると、中国では四川省と重慶が四川料理の本拠地であり、上海、北京、深センなどで四川料理店の数が年々増加している。海外市場でも四川料理のシェアは高く、過去10年間で世界中の四川料理レストランの数は300%増加し、北米、ヨーロッパ、東南アジアでも四川料理レストランが急増。その中でも麻婆豆腐、カンパオチキンなどの定番四川料理は海外でも広く知られ、高く評価されている。
同時に、90後と95後の若者が消費の主力となっており、毎日の食事に占める四川料理の割合が増えている。四川料理が中国最大の料理となり、ネット上では「四川料理の店は増えている」「若者の辛い料理好きが増えており、火鍋の貢献も無視できない」などのコメントが寄せられている。また専門家は、四川料理が若者の間で人気な理由として、若者が辛くて濃い味を好むようになったことに関係していると、述べた。
(中国経済新聞)