iPhone15、全シリーズで値下がり 奪い合いも不要

2023/10/25 14:30

11月11日の「独身の日」セールを前にした中国で、多くのスマホメーカーが値下げに走り出している。iPhone 15シリーズもかなりの変動があり、#iPhone15全シリーズが大幅値下げが注目を浴びている。

セールを前に、アップルのiPhone 15シリーズ4機種のうち価値のあるものは値上げもせず、人気の高いiPhone 15 ProやiPhone 15 Pro Maxも最高で1000元近く(2万円近く)値下がりしている。

ブルームバーグのアナリストによると、中国ではiPhone15シリーズの売れ行きが芳しくないといい、市場リサーチ会社のデータでは、発売日から17日間の販売数は前バージョンより4.5%落ちている。またCounterpointによると、アップルは2023年第三四半期、販売台数が前年同期より9%少なく、去年同期17%だった市場シェアは16%となっている。

これとは対照的にファーウェイが絶好調であり、中信建投の最近の研究レポートによると、各メーカーの中で9月以降最も伸びているという。8月29日に「パイオニア計画」として新機種のMate60シリーズを発表してから販売数が急激に増え、最近の4週間(W37-W40=今年の第37週-第40週)は前年比で順に91%、46%、83%、95%の増加である。また販売シェアも、Mate60シリーズ発表前の10%前後からW40には19.4%に増えてトップに躍り出ている。天風国際のアナリスト・郭明錤氏はSNSで、「ファーウェイはMate60 Pro下半期の出荷予定数を20%ほど上乗せして550万-600万台とし、発売開始から12か月間の出荷数は1200万台はいくだろう」とコメントしている。

(中国経済新聞)