上海市の龔正(ゴーン・ジョン)市長は10月16日、アルゼンチンのアルベルト・フェルナンデス大統領と上海市の北外灘世界会客庁で会談した。
上海市政府を代表して龔市長は、「大統領の上海訪問を温かく歓迎します。上海市とアルゼンチンは数千の山河に隔てられていますが、その距離が両国の友好を妨げることはありません。上海市は1997年にロサリオ市と友好都市を締結し、2011年にブエノスアイレス市と友好交流関係を樹立。経済貿易、文化、公衆衛生などの分野で実り多い交流と協力を行っています。現在、上海は『五つの中心』の建設を深化させ、『四つの機能』を強化し、世界に影響力を持つ現代的な社会主義国際都市の建設を加速させています。今後、『一帯一路』建設を契機に、両地域の交流と協力を更に強化し、質の高い『一帯一路』を構築していきたいと考えています。また、アルゼンチンはサッカーとタンゴが世界的に有名で、人文交流を強化し、人々の友好的な交流を促進することを願っています」と述べた。
フェルナンデス大統領は、「アルゼンチンと中国は遠く離れていますが、交流と協力を通して両国民の距離を縮めてきました。新型コロナウイルスが猛威を振るう中、中国からワクチンや医療物資など多くの支援をいただき感謝しています。上海とアルゼンチンは経済と貿易において密接な関係にあり、今回の訪中にあたり最初の訪問地として上海を選びました。この美しく重要な都市の魅力を間近で感じることができ大変嬉しく思います。上海の企業はアルゼンチンに多くの投資を行っており、多くのアルゼンチン企業もまた中国への進出を検討しています。アルゼンチンと中国は大きな協力の可能性を秘めており、両国の友好関係の更なる発展を楽しみにしています」と述べた。
(中国経済新聞)