日本沖縄華僑華人総会の設立50周年を記念した「2023沖縄中国音楽祭」開催

2023/10/8 19:45

日中平和友好条約締結45周年と一般社団法人日本沖縄華僑華人総会の設立50周年を記念し、10月5日、6日に沖縄県で「2023沖縄中国音楽祭」が開催された。

5日午後に宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで催された音楽祭には、沖縄県以外からも多くの来賓が祝福に駆け付けた。中国の呉江浩駐日大使は、「ご来賓の皆様ハイサイ!美しい常夏の国、ウチナーを訪れ、2023沖縄中国音楽祭で皆様とお会いできることを大変嬉しく思います。先ず、在日本中国大使館を代表し音楽祭の円満な成功を祈念するとともに、蔡國平総監督をはじめ中日両国のアーティストの皆様のご尽力に心より感謝申し上げます」と祝辞を述べた。

高良鉄美参議院議員は、「音楽祭のテーマでもある平和と友好は沖縄県民も同じように強く願っております。そして、歴史的に中国と深い繋がりのある沖縄が、日本と中国を結び付け平和と友好に近づけていきたいという思いです。本日の沖縄中国音楽祭を開催していただきました日本沖縄華僑華人総会、及び実行委員会の皆様に深く感謝申し上げます。謝謝(シェイシェイ)」と祝辞を述べた。

主催者代表として登壇した一般社団法人日本沖縄華僑華人総会の東江芝軍会長は、「ご来賓の皆様、沖縄の華僑と留学生の皆様、こんばんは!総会を代表して、皆様のご参加に心から歓迎の意を表します。私たちは中日両国の人々の友好交流を推進するため様々な活動を行い、中日両国の友好関係に寄与してきました。中国と日本は隣国であり、特に琉球と中国は歴史的に深い繋がりがあり、一つの家族のような存在です。そして、中日友好の根は人々の中にあると思っております。最後になりましたが、本日お集まりいただきました皆様、実行委員会の皆様、スポンサーの皆様、総監督、出演者の皆様に心より感謝申し上げます」と述べた。

音楽祭の司会は、中国で活躍する日本人俳優の矢野浩二さんと副監督の趙丹さんが務め、歌手の荒木由美子さん、謝鳴さんが歌を披露し、株式会社龍角散代表取締役社長の藤井隆太氏がフルートで「春よ来い」を演奏。中国の伝統芸術である変面、京劇、中国雑技も披露された。音楽祭の最後には、歌手の喜納昌吉さんと一緒に会場全体で「花~すべての人の心に花を」を合唱、感動的なフィナーレとなった。

6日の夜に開催された「創立50周年記念祝賀会」には、中国駐福岡総領事館の成岩代理総領事、那覇市副市長の金城康也氏、宜野湾市長の松川正則氏、浦添市副市長の新垣剛氏が出席。外務省特命全権大使(沖縄担当)の宮川学氏が乾杯の音頭を取った。

(中国経済新聞)