今日(8月22日)は旧暦の七夕。中国で七夕は、中国語でI love Youを意味する5月20日(ウォーアイニー)と並んで恋人たちにとっての特別な日とされている。
今年の七夕は新型コロナウイルスから普通の生活に戻ったこともあり、例年に比べ多くの人が七夕を過ごしている。中国では、花、食事、映画、贈り物が七夕を彩るマストアイテムとなっており、大手プラットフォームも、七夕用のロマンチックで質の高い商品を販売。複数のプラットフォームでは、花、レストラン、結婚式場などの予約が急増している。
中国の大手プラットフォーム「美団(メイ・トゥアン)」では、「結婚式場」と「結婚写真」の検索件数が前年比30%増加、特に25歳から30歳の検索比率が一番高くなった。また、七夕の前夜には、「ウエディングプランニング」の予約件数が前年同期比60%増加し、同社のライブ配信は1000万人を突破した。
美団によると、この1週間で「七夕」をテーマにしたディナーの予約件数は、前年同期比で118%増加。また、七夕の日のレストランの事前予約件数は前年同期比185%増加し、中国で人気のブラックパール・レストランでは14日前から満席になる店も続出した。なかでも、上海、北京、杭州、合肥、広州などの若者はオシャレな雰囲気を重視しており、「レストランの事前予約」の熱心さは全国でも5本の指に入る。
七夕当日の遊園地や観光地でのチケット予約件数も増えており、観光地では「七夕チケット2名分」の予約件数が前年同期比で424%増加。遊園地では2人分のチケットが前年同期比424%増加した。中国の宅配サービス大手「餓了麼(ウラマ)」によると、七夕前夜の花束の予約件数は、前年比50%増加。特に広州、重慶などの都市で伸びが顕著となった。
(中国経済新聞)