第64回国際数学オリンピックが7月12日、閉幕した。今年は20年ぶりの日本開催となり会場となった千葉県の幕張メッセには、世界約112の国と地域から600人超の高校生が集まり、6人全員が金メダルを獲得した中国が5年連続で1位となった。
中国代表として参加した6名は、上海市の上海高校に通う王淳稷さんと孫啓傲さん、浙江省諸曁市の海亮高校に通う史皓嘉さん、広東省深圳市の深圳高校に通う姜志成さん、湖南省長沙市の湖南師範大学附属高校に通う梁行健さん、浙江省寧波市の鎮海高校に通う張鑫亮さん。特に、上海高校は国際数学オリンピックの代表選手を数多く輩出しており、2000年から今までに16個の金メダルを獲得している。
数学オリンピックは、2日間にわたって計6問の難問が出題され、3問を4時間半で解いていく。そのうち参加者全体の上位12分の1に金メダル、12分の2に銀メダル、12分の3に銅メダルが贈られる。
大会の結果、国際数学オリンピック(IMO)2023では、中国、米国、韓国、ルーマニア、カナダ、日本、ベトナム、トルコ、インド、中国台湾が1位から10位となった。
(中国経済新聞)