中国で7月5日、中国発となるオープンソース・デスクトップ基本ソフト(OS)「開放麒麟1.0(Open Kylin)」が正式にリリースされた。
中国国営放送によると、同システムは国家工業信息安全発展研究センターなどが共同で研究開発したもので、政府、金融、通信、電力、エネルギー、交通、医療、教育に加え嫦娥5号、神舟16号などの宇宙事業でも使用される。
また7月6日付の科技日報によると、「Open Kylin 1.0」はシステム性能、操作互換性、オーディオやビデオ処理、ファイルの読み書き、ネットワークの安定性、画像表示、セキュリティなどにおいて先進的であり、且つすべてのユーザーは、「Open Kylin 1.0」コミュニティバージョンに基づいて独自のデスクトップシステムを構築することができる。
Open Kylinコミュニティ会長の朱晨(ジュ・チェン)氏は報道陣に対して「私たちは、これまでに0.7、0.75、0.9バージョンをリリースしてきました。このバージョンがリリースされた後、より多くの開発者に使ってもらい、より多くのコメントやフィードバックを提供してもらえることを願っています」と話した。
(中国経済新聞)