中国民用航空局は18日、先週(4月10日~4月16日)の国際線旅客便の運航実績が、新型コロナウイルス感染症を「乙類甲管」から「乙類乙管」へ移行した(1月2日~1月8日)の4.7倍となる2242便(1往復を1便とする)に達し、コロナ以前の29.4%に回復したと発表した。またこのうち、中国の航空会社は全体の61.5%を占める1379.5便、外国の航空会社は全体の38.5%を占める862.5便で、就航国は59カ国となり、コロナ以前の82%にまで回復している。
同局運輸司の徐青副(Xu Qingfu)司長によると、中国へのフライト数が最も多い上位5カ国は、タイ、韓国、日本、シンガポール、マレーシアで、便数は大幅に増加している。
同局の統計によると、第1四半期、航空業界は前年同期比68.9%増の1億2900万人の旅客輸送を完了、その規模は2019年同期の80.0%に相当し、2022年第4四半期と比較して51.0ポイントの大幅増となった。
そのうち、国内線は前年同期比66.6%増の1億2600万人で、その規模は2019年同期の88.6%に相当。国際線は前年同期比717.0%増の224万2000人で、その規模は2019年同期の12.4%に相当する。
国際線旅客輸送量に比べ、国際貨物輸送量はコロナ以前の水準を上回っている。第1四半期、航空業界は前年同期比7.5%減の149万4000トンの貨物・郵便輸送を完了、その規模は2019年同期の89.0%相当し、2022年第4四半期比19.8ポイント増となった。そのうち、国内線は前年同期比2.0%減の92万5000トン、その規模は2019年同期比81.2%相当。国際線は前年同期比15.2%減の57万トンだったが、2019年同期比では5.5%増となった。
(中国経済新聞)