グローバルに事業展開している小売業大手として初めて中国に進出したカルフール。大型店舗をモデルに10数年間の取り組みで、中国のスーパーマーケットチェーン上位3社にも数えられた。
中国は1992年、外国企業に対して一部地域で合弁での小売業参入を認め、その3年後に事業範囲をアパレルやデパートから食品やチェーン営業にまで広げて、本格的に門戸を開放した。初めて大型店舗というスタイルを打ち出し、ヨーロッパでトップ、世界で2番目のチェーン小売グループであるカルフールが、中国で外資系小売ブランドの一番乗りを果たしたのである。