中国のインターネット検索大手「百度（バイドゥ）」は2月7日、「Chat（チャット）GPT」に類似したサービスを3月より開始すると発表した。
昨年11月、米企業「OpenAI（オープンAI）」が公開した対話型AIチャットGPTは、世界中で爆発的に利用者を増やしている。
チャットGPTは、対話型の自然言語生成ツールで、人口知能によって人間の言葉を理解しテキストを生成することができる。加えてメールの作成、翻訳、脚本など幅広い分野の文章を生成することができ、仕事や学習効率を上げるとして注目されている。
また公開から2ヶ月後にはアクティブユーザー数が1億人を突破、アプリの中で歴史上最も急成長している。
バイドゥは、同社が開発した対話型AI「文心一言（アーニー・ボット）」の内部試験が3月に完了するとしている。
現在、世界の大手企業は対話型AIの開発を競い合っており、マイクロソフトは3年前にオープンAI社に10億ドル（約1308億円）の資金提供を行い、同社の製品とチャットGPTとの融合を図っている。また米Google（グーグル）もチャットGPTに対抗する対話型AI「Bard（バード）」を発表している。
（中国経済新聞）