中国の映画興行データ分析アプリ「猫眼専業版(Beijing Maoyan Culture Media Co., Ltd.)」によると、北京時間1月21日16時、中国SF超大作『流転の地球2(The Wandering Earth)』の興行収入が、3.88億元(約74億円)を超えた。これで、吳京(ウー・ジン)主演作全体の興行収入は290億元(約5539億円)を突破した。
2019年2月に公開された『流転の地球』は、太陽が大爆発を起こして危機に直面した人類が、地球ごと4.3光年離れたケンタウルス座の恒星へ脱出するというストーリーになっている。シリーズ2作目となる『流転の地球2』は、前作の前日譚にあたり、脱出計画に至る前段階の様子が描かれている。
出演者は呉京(ウー・ジン)、李雪健(リー・シュエジエン)、沙溢(シャー・イー)、寧理(ニン・リ)、王智(ワン・チー)、朱顔曼滋(ジューイエン・マンズ)などで、その他には劉徳華(アンディ・ラウ)が特別出演している。
ウー・ジンは、北京出身で1974年生まれの48歳。2017年に出演した映画『戦狼2(ウルフ・オブ・ウォー)』は興行収入が56億元(約1070億円)を突破。ウー・ジンは同作で「百花賞(大衆映画)」最優秀男優賞と「華表賞」最優秀男優賞を受賞している。2019年に公開され主演を務めた『流転の地球』は興行収入が46億元(約879億円)を超え、春節シーズンで興行成績第1位となった。プライベートでは、2014年に北京光線伝媒股分有限公司(ベイジン・エンライト・メディア)のアナウンサーであった謝楠(シエ・ナン)と結婚し、現在は2人の息子がいる。
(中国経済新聞)