2022年の中国輸出入総額が7.7%増の40兆円超え

2023/01/14 21:00

1月13日、中国国務院新聞弁公室は、2022年の対外貿易輸出入総額について記者会見を行った。中国税関総署の統計によると、2022年における中国の物品貿易の輸出入総額は42.07兆元(約804.9兆円)だった。そのうち、輸出は10.5%増の23.97兆元(約458.6兆円)、輸入は4.3%増の18.1兆元(約346.3兆円)となり、輸出入ともに2021年に比べ7.7%の増加となった。

市場別では、中国の対ASEAN輸出は、15%増の6.52兆元(約124.7兆円)、対EU輸出は、5.6%増の5.65兆元(約108.1兆円)、対米輸出は、5.05兆元(約96.6兆円)で中国の対ASEAN、EU輸出は、いずれも早い速度で拡大している。また、2022年は、対「一帯一路」沿線国への輸出入が19.4%増加し、中国の貿易総額の32.9%を占めるまでになっている。加えて、対地域的な包括的経済連携(RCEP)の加盟国への輸出入は、7.5%増、対アフリカ、中南米輸出は、それぞれ14.8%、14.1%の増加となった。

製品別では、中国の工業製品輸出が9.9%増加し、このうち電気機械製品の輸出入額は2.5%増の20.66兆元(約395.3兆円)で輸出入総額の49.1%を占めた。輸出では、太陽電池が67.8%、リチウム電池が86.7%、自動車が82.2%の伸びを示した。

労働集約製品の輸出も8.9%増と、輸出全体の17.9%を占めた。中でもバッグ、靴、おもちゃの輸出が、それぞれ32.6%、24.4%、9.1%の増加率を記録している。

(中国経済新聞)