テンセントCEO「一部の事業は残された時間が少ない。社内汚職は目も当てられない」

2022/12/23 10:45

大手ITのテンセントは12 月 15 日、「コストダウン・効率アップ」をテーマにオンライン中心の社員総会を開催した。会場にも100人余りが詰めかけた。

テンセントは今年、かなりの事業が後退しており、総会でCEOの馬化騰(ポニー・マー)氏は、「多くの事業をできるだけ削る。惜しまない。これからもコストダウン・効率アップを一段と強化しなくてはならない」と述べた。

馬氏はまた、プラットフォーム・コンテンツ(PCG)で一部の事業は残された時間が少ないとも述べた。「騰迅新聞」を例にとり、スタッフは強く力のある変化が必要だとし、「今のまま続けるようでは意味がなく、全体(騰迅新聞)を切り捨ててもいい」と見なしている。PCG の改革については、「表向きだけではダメで、スタッフに本当にプレッシャーをかけ、自分が主役だという創業者の角度で考え、行動すること」と見ている。

さらに馬氏は、「アクセス稼ぎ(数の普及や安値でのユーザー獲得)はもう信じない」と述べた。今年は社内での審査や規制を強化した結果、ゲームでアクセス関連事業にかなりの問題が存在していることが分かった。

テンセントは、第四四半期の調査の結果、社内で汚職が深刻化していることが分かり、馬氏はこれについて「目も当てられない」、「言っておくが、見る機会がないだけであって、見たら驚く」と言った。うまくいかない事業が多いのは管理者の問題でも事業方針の問題でもなく、抜け穴が大きすぎて事業が空っぽになっていると言うのである。

また馬氏は、長期的に見て中国はゲームのライセンスは減る方向にあり、以前のように楽に(ライセンスを)取れないと言った。「なので(騰迅遊戯は)いい物を集め、ライセンス獲得のチャンスは決して失わないこと」としている。

馬氏はまた動画アカウントを重視しており、「WXGの一番の事業は動画アカウントであり、基本的に全体(全社)の希望だ」と述べている。

(中国経済新聞)