中国乗用車市場情報連席会によると、11月21-27日の乗用車の小売台数は37.0万台で、前年比31%減、前週比で±0%、前月同期比で32%減だった。また卸売り台数は47.2万台で、前年比30%減、前週比16%増、前月同期比で34%減だった。
また11月1-27日については、小売が123.0万台で前年比14%減、前月同期比で15%減であった。全国のメーカー卸売り台数は140.3万台で前年比17%減、前月同期比17%減であった。
11月1-27日、全国の小売台数は123.0万台で、前年比14%減、前月同期比15%減であった。
このところモーターショーなど賑やかなイベントがほとんどなく、ディーラーの20%以上が閉店に追い込まれ、さらにロックダウンで納車もできずディーラーが営業できなくなっている。ディーラー稼働率が80%に満たない状況でノルマを100%達成するのは絶望的である。コロナがぶり返す中、自動車の購入税減免策を受けて燃料車がかなり好調となり、売上高が伸び続けているが、この政策がなければ燃料車は極度の不振となっていただろう。 従来の大型モーターショー以外で、各車種を披露する場が一部の地方で設けられており、イベント中止による損失分を多少埋めている。
広東省広州もコロナのためモーターショーの延期が決定している。各自動車メーカーはニューメディアでの取り組みに力を入れ、納車までの営業プロセスの全オンライン化を進めており、歳末商戦への準備をしているが、効果のほどは現場でのムードやセールスに到底及ばない。農村部で秋の収穫作業が終了し、寒い冬を前に車需要が徐々に高まり、新エネ車や低価格の燃料車の売上が伸びていくとも見られる。
(中国経済新聞)