20億円の投資で上海高島屋の新たな挑戦

2025/07/9 12:30

上海の古北新区に位置する上海高島屋百貨店は、日系百貨店の代表として、長年にわたり地域の消費者や国際的な顧客に愛されてきた。2025年5月、この百貨店は日本本社から1億人民元(約20億円)の追加投資を受け、店舗のアップグレードとサービス向上を目指す大規模な改革を発表した。この投資は、単なる資金注入にとどまらず、上海市場への深いコミットメントと、中国消費市場の将来性に対する強い信頼を象徴している。

 高島屋は、1831年に飯田新七によって京都で創業された日本を代表する百貨店である。当初は織物商としてスタートしたが、時代とともに事業を拡大し、現在では大丸、伊勢丹、三越と並ぶ日本最大級の小売企業の一つとなっている。その歴史は190年近くに及び、日本国内だけでなく海外にもその名を広げてきた。

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