2026世界人工知能大会(WAIC)が7月17日、上海市の上海世博センターで開幕し、ファーウェイ(華為技術)のAIコンピューティングプラットフォーム「昇騰(Ascend)950」超ノードの実機が初めて一般公開された。
「昇騰950」超ノードは、業界最大規模のAIコンピューティングシステムとされ、1,024枚のAIアクセラレーターによるクラスター構成を実現。超大容量帯域、超低遅延、統一メモリアドレッシングという3つの中核技術を備え、1兆パラメータ級の大規模AIモデルの学習や高負荷の推論処理に対応できるよう設計されている。

ファーウェイによると、「昇騰」超ノードは商用展開が加速しており、「昇騰384」超ノードはすでに世界で750セット以上導入され、インターネット、金融、医療など20以上の業界で活用されている。また、中国国内で最先端性能(SOTA)のAIモデルを学習させた実績を持つ唯一の超ノードだとしている。
会場では、AI基盤ソフトウェアのオープンエコシステムも重点的に紹介された。AIコンピューティングソフトウェア「CANN」や「Mind」シリーズを中核に、開発環境の最適化や開発コストの低減を進め、大規模AIモデルの迅速な開発を支援するオープンな開発基盤の構築を進めている。
このうちCANNオープンソースコミュニティでは、すでに67のコミュニティプロジェクトが公開され、累計オープンソースコードは1,244万行を超え、月間アクティブ開発者数は3,500人を突破した。
ファーウェイは、ハードウェアとソフトウェアの両面からAI産業の発展を支援しており、今回のWAICでは20以上の業界における導入事例も展示。AI技術の研究開発から大規模な商用利用への展開を後押しする取り組みを紹介した。
(中国経済新聞)
