黄浦区・巨鹿路にあるナイトライフ施設「FOUND158」では、先週開幕した「FEAST 2026フードカーニバル」が大きな集客効果を上げている。週末には来場者数が1万人を超え、来場者の6割以上が外国人だったという。
FOUND158の総経理・周文氏は、「近年の入境観光回復に合わせて施設全体の業態を見直した。今後も消費トレンドに合わせて進化を続ける」と話す。

上海市によると、6月2日時点で浦東国際空港の今年の出入境者数は1500万人を突破し、このうち外国人は約515万人と前年同期比24%増となった。
観光客の増加を受け、新天地エリアでも外国人来訪者が急増している。新天地の担当者によると、来街者の4~5割が外国人で、韓国や東南アジアからの観光客に加え、最近は欧米からの旅行者も目立つようになったという。
非遺文化やクラフトビールが人気。夜間経済を支える新たなコンテンツも続々と登場している。蘇州河沿いでは、百聯集団が主催する「百聯之夜・蘇河潮韻 非遺創作ウィーク」が開催されている。40以上のブースが並び、雲南省の伝統工芸や郷土料理を紹介。伝統芸能の公演も行われ、文化体験と消費を融合した新しい夜間イベントとして注目を集めている。また、蘇河湾エリアの慎余里では、6月5日に「第4回上海クラフトビールフェスティバル」が開幕した。

イベントには66ブランドが参加し、400種類以上のクラフトビールを提供。そのうち約3分の1は初めて上海市場に登場するブランドだという。
主催者の林林氏は、「蘇州河の風を感じながらビールを飲み、友人と語り合う。そんな誰もが楽しめる夜のライフスタイルを提案したい」と語る。昨年は悪天候にもかかわらず12万人以上が来場しており、今年はさらに多くの来場者が見込まれている。
さらに、FEAST 2026フードカーニバルでは、「大排档(屋台街)」をテーマにしたイベントを展開。屋外飲食スペースの活用とストリートカルチャーを融合させ、「食」「交流」「文化体験」を一体化した新しい夜間消費モデルを打ち出している。
今後、上海市は新天地、蘇州河沿岸、西岸エリア、陸家嘴、豫園など5つの人気ナイトスポットを中心に、サッカーワールドカップ観戦イベントや音楽祭、光の祭典、グルメフェスティバルなどを順次開催する予定だ。
また、張園では夜間消費をテーマにした体験型展示「夜上海研究所」が開設され、ショッピングや飲食、スポーツ、文化体験など上海の新たな夜間ライフスタイルを体感できる場となっている。

国際観光都市としての魅力向上を目指す上海では、「夜上海」が単なる夜のにぎわいづくりにとどまらず、都市ブランドを発信する重要なプラットフォームへと成長しつつある。多彩な消費シーンと国際色豊かな雰囲気を武器に、上海は「24時間活力都市」としての存在感をさらに高めている。
(中国経済新聞)
