GDP2000億元が目前 山東・竜口市が県域経済で全国トップクラスに

2026/07/28 15:34

山東省煙台市に属する竜口県が、中国有数の県域経済都市として存在感を一段と高めている。2026年は好スタートを切り、第1四半期(1~3月)の域内総生産(GDP)は468億2800万元(約9,840億円、1元=約21円換算)に達した。このペースを維持すれば、通年でGDP2000億元(約4兆2000億円)の大台を突破する見通しだ。

竜口県は2025年、GDP1907億元(約4兆50億円)を記録し、山東省の県域経済ランキングで首位となった。前年比16.11%という高い成長率を達成し、中国北部の県級都市の中でも際立つ成長を見せた。

同市の強みは、力強い産業基盤にある。1999年に地元企業の南山アルミニウムが初めて株式を上場して以降、企業の成長が相次ぎ、2025年までに累計12社が株式市場への上場を果たした。2024年には南山アルミニウム・インターナショナルが香港証券取引所に上場し、海外資本市場への進出も実現している。

こうした実績を背景に、竜口県は2025年の中国シンクタンク「賽迪(CCID)」による県域経済ランキングで全国7位に入り、山東省トップの座を維持した。「江北第一県」とも称され、中国北部を代表する県域経済都市として評価を高めている。

竜口県は「企業へのサービスこそ最大の企業誘致」との方針を掲げ、民間企業の成長を積極的に支援している。県内には2万社を超える民間企業と12社の上場企業が集積し、総生産額は2500億元(約5兆2500億円)を超える規模に達した。充実した産業チェーンと企業支援策を背景に、竜口県は中国北部の県域経済をけん引する存在として、さらなる成長が期待されている。

(中国経済新聞)