トヨタ、中国を「市場」から「開発拠点」へ

2026/09/29 08:30

トヨタ自動車が、次世代電気自動車(EV)の開発・生産戦略を大きく転換しようとしている。2027年秋、中国・上海市に建設する新工場で、次世代EVの生産を開始する計画だ。車種は高級ブランド「レクサス」のSUVで、トヨタが次世代車の中核技術と位置付ける大型アルミ一体成型技術「ギガキャスト」などを採用する。

 トヨタはこれまで、「プリウス」に代表されるハイブリッド車や燃料電池車「MIRAI」など、先端技術を搭載する重要車種をまず日本で開発、生産し、その後、北米や欧州、アジアへ展開する方式を基本としてきた。ところが今回は、その順序が逆になる。次世代EVを日本ではなく、中国から先行投入する。

 これは単なる生産拠点の変更ではない。世界の自動車産業における中国の位置付けそのものが変化したことを象徴する動きと言える。

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