ヴァイキング、中国向け北欧クルーズを初投入 高級旅行市場に自信

2026/07/28 18:16

クルーズ会社のヴァイキング・クルーズ(NYSE:VIK)は7月23日、上海で「ヨーロッパ新たな旅・遠方のわが家」と題した2027年新航路発表会を開催し、中国市場向けの新たな商品戦略を発表した。地中海航路に続き、中国語サービスを提供する北欧海洋クルーズを業界で初めて投入し、中国の富裕層旅行市場の開拓を一段と加速させる。

今回発表された目玉商品は、2027年4月から運航を開始する2つの中国語サービス付き北欧海洋クルーズ。「15日間・ヴァイキング北欧探訪の旅」では、北欧3カ国の首都を巡るほか、ノルウェーのフィヨルドやハンザ同盟ゆかりの都市を訪れ、ベルリンからバルト海沿岸の魅力ある町々までを巡る。「14日間・リスボン~オスロ南北欧の旅」は、大西洋沿岸を北上し、イベリア半島と北欧を結ぶルートで、西ヨーロッパの自然や歴史、文化を満喫できる内容となっている。

また、欧州リバークルーズの中国語サービス開始10周年を機に、中国市場向け商品のラインアップも強化した。中国人旅行者向けに運航する「ロングシップ」は6隻に拡大し、全17コースを展開。新たに「15日間・ライン川とモーゼル川の秘宝を巡る旅」を加えたほか、セルビアの首都ベオグラードを新たな陸上観光地として設定した。

同コースでは、4カ国14都市を巡り、ドイツの歴史ある小都市やスイスの首都ベルンなどを訪れ、ヨーロッパの文化や歴史をより深く体験できるとしている。

ヴァイキング・クルーズ中国地区の唐博文董事総経理は、「これまでに延べ10万人を超える中国人旅行者に利用いただき、中国は当社にとって世界でも重要な市場の一つとなっている」と説明。「当社の顧客が求めているのは大型客船での娯楽型クルーズや一般的な団体旅行ではなく、目的地を重視した中小型クルーズと、単なる言語対応にとどまらない包括的な中国語サービスだ」と述べた。

さらに、「ヴァイキングは現在、欧州のリバークルーズとオーシャンクルーズの両方で中国語サービスを提供する世界唯一のクルーズブランドであり、中国の高級旅行市場の成長に大きな期待を寄せている」と強調した。

発表会では2027年シーズンの4つの海洋クルーズ向け陸上観光プログラムも公開され、乗船前後に現地観光を組み合わせることで、より充実したヨーロッパ旅行を提案していく方針を示した。

(中国経済新聞)